「だみとら」 開発経緯など…


ブログでは触れてなかったのですが、ひっそりVRChat向けの仮想トラッカー制御アプリケーションをリリースしていました。「だみとら」と、言います。
「だみとら」は、「ダミトラッカー」の略で、名前の通りトラッカーのようにふるまう偽物のトラッカーです。

BOOTHの「だみとら」ダウンロードページ
https://ddrive.booth.pm/items/2897804

ちなみに、アプリのアイコンを最近、ひととせハルさんに描いていただきました。ダミー(偽)の虎で、虎ではなく、かわいいネコのアイコンです。

開発のきっかけなど・・・

VRChatには、「デスクトップモード」と「VRモード」という起動方法があり、「VRモード」の中でもトラッカーを使って全身をトラッキング出来る「フルトラ勢」と、Oculusなどをはじめとするヘッドマウントディスプレイとコントローラー2つだけの、「3点トラッキング勢」がいます。
(中にはHMDとXBOXコントローラーなどの組み合わせの人もいます。)

自分は、Oculus Quest2を使っている「3点トラッキング勢」です。
フルトラに関しては、表現力が高くていいなーくらいに思っていたのですが、ある日、よく遊ぶフルトラのフレンドと共に、寝室のワールドの中で自分だけが横になることが出来ず、一緒に寝転んで写真を撮れませんでした。

出来ないことがある、というのは辛いですね。
ただただ、ベッドの横で立ち尽くして、楽しく遊ぶフレンドを眺めていました。

この経験をなんとしても克服して、3点トラッキングでも寝転んで写真を撮って遊べるようにしなくては!と思いついたのがキッカケで作り始めました。

技術的には、VirtualMotionTrackerという仮想トラッカードライバーが公開されていたことや、もともとロボット開発で作っていたモーション制御のソフトがそのまま流用出来そうだった、ということも後押ししました。

ちなみに、普段狭い小部屋で、ゲーミングチェアに常に座ってプレイしていることもあり、トラッカーを買うという選択はあまりありませんでした。

3点トラッキングでも、ベッドの上で座ったり寝ころんだり、克服した様子

実は、寝ることだけで言えば、”だみとら”を開発した後からトラッカーがなくてもUnityでアニメーションを組めば寝られるよ、とフレンドから教えてもらいました。(先に教えてくれw)

ただ、アバターアップロードが出来ないトラストランクのvisitorさんでも使えたり、寝転ぶ以外にもいろんなポージングで写真を撮れたり、アバター製作者がフルトラ適正確認用に使っていただいていたりと、だみとらの優位性もあるということを公開した後にユーザーさんから教えていただきました。

徐々にユーザーも増えてきているので、まぁ作ってよかったのかなーと思います。

ちなみに、もともと開発経緯が、「3点トラッキングの人がフルトラの人と楽しく遊べるためのツール」として開発しているため、今後VRCを始める人にも同じ悲しい想いをしてほしくないという願いもあり、アプリはフリーソフトとして無料配布しています。

だみとらの開発で、いろんなポーズで写真が撮れるようになりました。

今後は、ポーズだけでなく、アニメーションが出来る、「だみとらモーション」も開発中なのと、ロボットと連動して足が動くシステム(ロボットを入力装置として使うパターン)も製作中です。

というわけで、作者からのお願いですが、ぜひ、VRCの自慢のアバターで、いろんなポーズのkawaii写真をTwitterに溢れさせてください。
「 #だみとら 」のハッシュタグつけてもらったら必ず見に行きます(笑)

ではでは、よろしくお願いします。

あ、ちなみに、だみとらの技術を使って仮想トラッカーを使って自社商品をVR連携したいとか、BOTを作ってみたいという要望があれば、ご相談いただくことも可能です。(そんな要望あるのか)

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