Windows(64bit)環境にてGDLでRPU-10プログラミング


最近、再び弄りだしたG-Robotsですが、GCC Developer Lite(以下、GDL)を使って、Excel Walkerのプログラムをベタで移植したいなーなどと思ってます。

ただし、RPU-10のターゲットが含まれるGDL2.0.0.0は64bit環境に対応しておらず、また最新のGDLにはRPU-10のターゲットが含まれず…自分のPCはすでに64bit版ばかりなので、まさに帯に短しタスキに長し…といった状態なのです。(T_T)
過去にも、自分の愛用してたH8/3052のターゲットが消えたり復活したりを繰り返してるんで、GDLのバージョンで対応するボードが変わるのはよくあることなのだと思います。

ただ、それでは困るので、64bitに正式に対応している最新のGDLに2.0.0.0のRPU-10のターゲットを移植してみました。
この記事は、その忘備録のような日記です。

(なお、本来の使い方を超えた行為ですので、この方法でPCやロボットが壊れたりしても自己責任でお願いします。)

はじめに、用意するのは最新のGDL(現時点で2.4.0.13r4)と2.0.0.0のGDL、あとRPU-10(RPU-11)です。

まずターゲットファイル等、必要なファイルを取り出すわけですが、GDL 2.0.0.0は32bit版のWindowsにしかインストールできませんので、とりあえず32bitのWindows(XP等)にインストールしてください。
その後必要なファイルを取り出します。

必要なファイルとフォルダは下記の4点

ターゲットファイル

  • BestTechGCC Developer LiteTARGETRPU10
  • BestTechGCC Developer LiteTARGETRPU10.DEF

ヘッダファイルとかAVRライタ本体とかいろいろ

  • BestTechGCC Developer LiteGCCAVR

書き込みツール(5.0→4.0にverダウン)

  • BestTechGCC Developer LiteFW.exe

そのあと、開発を行いたいマシンに最新版のGDLをインストールします。、

インストール完了後、先ほど取り出したファイルとフォルダを、それぞれ所定のパスに上書きおよびコピーします。
※上書きした時点でそのGDLはRPU-10専用と割り切ってください。

これで準備は完了です。

試しにSISOさんのサンプルコードをコンパイルしてみました。

GDL

ばっちりコンパイルが通ります。

書き込みも試してみます。
このとき、先ほどの上書きによってライターのバージョンが5.0から4.0にバージョンダウンされています。

kakikomi

ばっちり書き込みもOK

echo

もちろん、実行も問題ありません。

というわけで移植完了しました。
たぶん、雰囲気的に2.0.0.0をフォルダごと持ってきても動きそうな気がしますが、いちおうエディタが最新版なのでちょっと気分が良かったり!?

あとRPU-10のファームウェアですが、RPU-11のファームでも動作しました。
本来はRPU-10に書き換えてからやるのが望ましいのだと思うのですが、この辺の詳細はよく分かってません。

あと、整理用にSISOさんのRPU-10の開発用のドキュメントを列挙します。

正直、当時これを書き上げたSISOさん、ホントにすごいなーと思います。

もう4年経つのですが、あの時は結局GDLでプログラミングする方向には向かわなかったのですが、4年目にして久しぶりにいじってみようかなーと思います。

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