HAL装着@国際福祉機器展2010


またもや東京にいました。
今月2回目ですが、夏から秋は展示会続きで東京出張が多いです。
今回は国際福祉機器展2010です。
仕事上、お世話になっているメーカーさんに挨拶回り&新商品のチェキをしてきました。
ビックサイト東館1〜6を全部回ると足が棒ですw
コミケと違って、平和なビックサイトっていうのもいいですねw
当然、個人的な興味はやはり福祉のロボット分野。
今回は、大学関連の研究展示が少なかったように思います。
この分野で気になっている一つに山海教授のHALがあります。
福祉向けには、サイバーダインとは別にダイワハウスから発売されているのですが、実際の福祉の現場にどれだけ使えるのか気になるところです。
というわけで、デモンストレーションに突撃してきました。
以前、高松で展示があったときは、突然の体験デモがあったのですが、日本人特有の遠慮がちな性格が出てしまい、ここぞって時に苦い経験をした思い出があります。
今回はその経験を踏み台に、「体験」の話題が出た瞬間に、思いっきり挙手して立候補しました。
ばっちり熱意が伝わりました。
IMG_0402.JPG
展示用の実機以外は撮影禁止とのことで、装着している姿をお伝えできないのが残念です。
(もし、このブログを見ている方でたまたま撮影された方がいたら画像ください!(いるのか!?w
残念ながら足全体を装着して歩行したわけではありません。
片脚のひざ関節の制御をひじ関節の電位で動作させていただきました。
説明では1関節分の制御ですが、電極は5つでした。
筋肉の正確な名前はわかりませんが、上腕二頭筋付近に内側に2つ、外側に2つ並んで貼り付け、1つは手の甲でした。
手の甲はもしかしたらアースかな??
電極にはサイバーダインのロゴが入ってました。
心電計の電極とほぼ同じだとは思うのですが、専用の電極があるんですね〜。
多少遅延はあるように思いますが、十分に設定する時間もありませんでしたし、それでもキビキビ動くところは素直にすごいと思いました。
中間で止めようとしたり、いろいろ抗ってみましたが、なかなか使いこなすにはコツが入りそうです。
ロボットの制御の最適化と、人間の適応力との合わせ技が必要そうですね。
利用者の訓練プログラムがかなり重要視されると思います。
今度は足全体の装着体験がしたいです!
そして、これがどれだけ福祉分野に有用なのか・・・それはまだ未知数です。
(結構利用できる人の制限が多いし・施設向けってことは、まだ日常生活には使えないってことでしょうね)
福祉機器を販売するディーラーの人間が「未知数」と言ってるようでは、まだまだ裾野が広がるには時間がかかるぞー、ってことでダイワハウちゅさん、・・・じゃなくてダイワハイスさんの展開にも期待です。
と、まぁ、そんなこんなで、貴重な体験の出来た福祉機器展ですごく感動&満足です!
(追記)
ちょっと日記の内容も書き換えたんですが、とくに誤字が多くてすみません。
mixiでもコメントをいただいたのですが、どうも筑波でHALが実際に体験できるようです。
調べてみたらHAL FITというものもオープンしてるみたいですが、ただ、健常者が行って受けさせてくれるのかは分かりません。
次回関東方面に行く時は、スタジオ見学だけでもしてみたいと思います。

コメント

  1. やまちゃん より:

    中間で止められないというのが、問題ですね。ON,OFFの制御だけで、きめ細かい制御はまだまだ難しいと言うことでしょう。

  2. みっちー より:

    やまちゃんさんどうもです。
    残念ながら電極のみ装着した状態だったので、こちらからは目視でのフィードバックしかできず、ある意味人間側(自分)がON-OFF制御しか対応してない状態でした。
    実際はロボットから受ける力も頼りにするので、もう少しうまく操作できるでしょうか。
    とにかくこの手の制御はロボット側のゲインと人間側の”感覚”にすごく左右されるので、うまく制御する(使いこなす)のは「調整」と「訓練」が大きなファクターにもなると思います。
    自転車と同じでうまく乗れるかどうか、きめ細かい制御ができるかどうかは、使う本人の実力次第でしょうね。
    近いうちにホントに完全な実機を試したい!!
    (願望ですが

  3. やまちゃん より:

    レスありがとうございました!健常者でさえ細かなコントロールが難しいとなると、筋力(筋電位)が低下している患者さんが使うには、実際、調整や訓練が大変なのでしょうね。

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