先日、ロボット学会で聞いてきた山海教授のHALが昨夜の情熱大陸で特集されていた。
学会での発表と重複する部分もあったが、やはりロボットにとって「役に立つ」というキーワードは重要であると感じた。
少なくとも、このまま趣味で二足歩行を続ける限りは「役に立つ」ロボットを作っているとは言えないだろう。「ここまでできるんだ!」「どうだ!」なんて自己満足してる今の自分を考えるととても小さく感じました。
昨日の放送でも、人工知能には限界があり、その部分を人間に置き換えた”サイボーグ”こそ、時代が求めるニーズだ。そして実際に「小児麻痺で動かなくなった片足が40年ぶりに動いた」という話は、純粋に「すごい」と思えた。
山海先生の「活動を支える原動力は、9歳のときに志したロボット博士になるという夢だ。」という言葉に対して、自分は「幼稚園のときからものづくりを見つめ続けてきたぞ!」なんて、思ったりもするのだが、それはまた別の話w
たとえ、どんな小さなコミュニティーだろうが、「誰かのため」になる、そういう「ものづくり」がしたいと最近つくづく思う。
大学も卒業が見え始め、「ほんとに自分が進むべき道」を真剣に考えてる今、こういう先駆者たちの一言一言が大きく心を揺さぶります。
「実家で親父の手伝いをしたい」、その裏腹で、「研究者になりたい」そう思い続けてきた自分の夢もあり、なんとか「夢を追い続けながら親父の手伝いをする」、両立する道はないのか、その共通点を必死で探している現在のHM。
とにかく、どちらにせよ「人が好き」であり、「人の役にたてる」という「志」は、しっかりと自分の中に持たねばならんと、そう思いました。