2011年2月アーカイブ
2/22、大坂で「楽天 新春カンファレンス 2011 ネットショッピング加速の時」に参加してきました。
本業の片隅でネットショッピングを運営している(現在はほぼ放置状態なのですが)のですが、ちょっとこれからのネットの方向性なども気になる所で、再度発起して頑張ろうと思い、初めて三木谷社長の話も生で聴けるということもありテンション↑↑で参加しました。
1日空いてのブログ投稿ですが、昨日は完全に疲れて沈んでいましたw
ブースのコーナーも盛り上がっていました。
”生”三木谷社長登場!
経済成長率も低迷する中、楽天は売上倍増の2兆円を目指すようです。
少しでもあやかれたらなぁ…と思うのですが、それ以上に、これからスマートフォン・タブレットPCの普及率も上がる方向に流れていますし、経済的にも技術的にも乗り遅れないようにしないといけませんね。
そういえばゲストフォーラムの公認会計士の田中靖浩さんの話は面白かったなーと。
久々にロボット以外のカテゴリの日記ですw
昨年、突然ニコニコ動画に登場して、二足歩行ロボットビルダーを震撼させた(!?)モーション制作ソフト、V-Sido!
公式ホームページではRC303,RC304専用と書いてあったので、無理だろうなーと思っていたのですが、なんとなくダウンロードしてみたらRC301,302の記述があったので、ウチのG-ROBOTSに繋いでみたら起動しました!
(ロボット本体がいろいろツッコミどころ満載なのはご愛嬌w)
ニコニコ動画の通り、マウスジェスチャーで、ワキワキ動くのですが、一向にコケません。
すごいですね。
実は自分も大学の時、卒業研究はズバリ「ロボットの動作制作支援ソフト」と、その周辺のごにょにょ、についてでしたw
今まであまり触れませんでしたが、制作物だけちょっとご紹介。
こんなロボットで
こんな感じのモーションエディター。
今では懐かしいベストテクノロジーのAI MOTORを使って作ったのですが、バックラッシュがひどくて、シミュレーションどころではなく、ハードを作り直す時間もなく、いろいろ中途半端に終わりましたw
V-Sidoとは比べ物になりませんね。
「3Dモデルで、モーション制作」といえば、リヴィール ラボラトリのRottenMeyerなんてのもありましたね。
BIOLOIDの標準プログラムにも実装されていましたし、G-ROBOTSにも実装されています。
自分もそこまでは実装を考えていたのですが、ZMPの計算を画面上でやっちゃう事とか、まず不可能と思って手を出すことすらしてませんでした。
吉崎さん本当にすごい人だと思います。
・・・そして、なんだかやる気が出てきました。
ひょんなことからMCR印のRC-260RAモーターが手に入ったので、モーターをアップグレードすることに決定!
RE-260からRC-260の変更ですが、カーボンブラシの仕様のため耐久が高く耐圧も6Vまで可能ということで、ソフトウェアのリミッターも外せるようになりました。
ついでにタイヤも変更し、スポーツタイヤにすることでグリップ面積を拡大しました。
さらに、ギア比も「47.6:1」から「74:1」にトルクアップ。
走破性能が大幅に上がった”はず”です。
あと、本体取り付け可能な無線カメラも仕入れましたので、近々また動画が作れたらなーと思います。
先日のホイールの設計はひとまず置いておいて、
現状のDreamPathFinderの改造計画ですが、とりあえずタイヤの接地面積を増やすため、太めのスポーツタイヤを購入しました。
週末にギヤ比の変更と含めて、改造します。
あと、ギアボックスがギアむき出しなので、室外に出すときはそこも何かで塞がないといけないなと。
話は変わるのですが、今回のこのロボットとその周辺の事情について。
まず、製作するきっかけが「ロッカーボギーリンクを作ること」だったので、火星探査機についてはあまり調べていませんでした。
動画の中にも「今はもっと進んだ技術があるかもしれませんが」と書いていたのですが、調べてみると今年打ち上げ予定の火星探査機「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」にも搭載されているようです。
さらに、探査機自体も「バイキング」と「マーズパスファインダー」くらいしか知らなかったのですが、10機以上打ち上げられていて、現在も火星の地表で観測を続けているローバーがあるようです。
これらをまったく知らずにロッカーボギーに興味を持ったというのもお恥ずかしい話なのですが、調べてみて純粋に感動しました。
なんだか火星がすごく近くに感じられたような・・・。
Wikipedia「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」より
せっかく興味を持ったので、今年打ち上げ予定のマーズ・サイエンス・ラボラトリーも追っかけて行こうかなと思います。
現在のDreamPathFinderはタミヤのギアセット使った時点であきらめていたことですが、
突起したギアボックスがかなり邪魔で、凹凸の多い岩場や、左右のホイール間より小さな障害には効果がありません。
これらはコストを安く上げるために切り捨てた部分なのですが、意外とUMD-280等にお金がかかってしまったため、
もしも、はじめからAX-12+を使って設計していたらどうなってたかなーってことで、30分くらいでちゃちゃっと書いてみました。
(オリジナルのマーズパスファインダーに近づけてみました。)
結構いい感じ。
結果論だけど、コスト的にもはじめからこっちにしといたら良かったかなーとか。
ずっと気になってるんだけど、実際の探査機はどんな機構でステアリングを切っているんだろう。
<23:50 追記>
タイトルが「考えてみた」は不適切と思い、「設計してみた」に変更しました。
Dream PathFInderに関しては使用した材料の金額を集計してきたので、”とりあえず”完成した現時点での中間決算をまとめました。
決算といっても財務諸表があるわけではありません(笑)
単純に材料費を合計しました。
新たに材料として購入したもの。
メーカー | 品名 | 数量 | 単価 | 金額 |
Vstone | アルミ切削サービス | 1 | 12,000 | 12,000 |
岩田製作所 | セットカラー SC0605C | 10 | 140 | 1,400 |
アルミ棒 φ6/1m | 1 | 380 | 380 | |
近藤科学 | ローハイトサーボホーン (2個入り) | 2 | 315 | 630 |
近藤科学 | ノーマルボトムケース | 2 | 525 | 1,050 |
タミヤ | ロングユニバーサルアームセット (オレンジ) | 1 | 339 | 339 |
タミヤ | 3mmネジシャフトセット | 1 | 378 | 378 |
タミヤ | ユニバーサルプレート (2枚セット) | 1 | 504 | 504 |
タミヤ | テクニクラフトシリーズ No.7 4速パワーギヤボックスHE | 6 | 1,155 | 6,930 |
タミヤ | ナロータイヤセット (58mm径)2個入り | 3 | 504 | 1,512 |
丸栄産業 | ステンレス SUSXM7 サンコータイト(+)Sタイプ ナベ頭 径 2 X 4 | 140 | 3 | 420 |
丸栄産業 | ステンレス(+)ナベ頭 小ねじ (全ねじ) (一般品) M3 X 6 | 210 | 2 | 420 |
丸栄産業 | ステンレス(+)ナベ頭 小ねじ (全ねじ) (一般品) M3 X 10 | 140 | 3 | 420 |
近藤科学 | モータードライバ UMD-280(特価品) | 6 | 1,281 | 7,686 |
コネクタ (モータ用) | 6 | 63 | 378 | |
サンハヤト | ユニバーサル基板 ICB-293 | 1 | 220 | 220 |
JR | サーボコネクタ(2個入り) | 8 | 378 | 3,024 |
合計 | 37,691 |
在庫がもともとあるもの。使い回し出来るもの。
メーカー | 品名 | 数量 | 単価 | 金額 |
近藤科学 | サーボモータ KRS-2350 ICS Red Version | 3 | 14,700 | 44,100 |
JR | サーボモータ DSR8801 | 1 | 16,800 | 16,800 |
HITEC | HSR-8498HB サーボホーンセット | 7 | 280 | 1,960 |
K&S | リポ電池 7.4V-730mAh | 1 | 2860 | 2860 |
ロジクール | 無線PS2コントローラー | 1 | 4580 | 4580 |
Vstone | CPUボード VS-RC003 | 1 | 18,900 | 18900 |
近藤科学 | サーボ用3本平行線(S) KRS−786用 | 2 | 525 | 1,050 |
合計 | 89,200 |
合算すると126,891円でした!!
結構な金額ですね。
正直ステアリング用途のサーボにKRS-2350を使う必要はないので、すべての材料選定を0から行えばもっと削れたかなとは思います。
さて、ニコニコ動画にアップした反響と、随所で頂いたコメントから、やはりタイヤの摩擦不足、速度とトルクのバランスは見直した方がよさそうです。
根本の設計もマズイところは見えてきました。
はじめは作りっぱなしのつもりだったのですが、今は、直せるところを修正していきたいなと思っています。
「ロッカーボギーとは」から「テスト走行」まで、一連を動画にしてみました。
今までの動画と画像をつなぎ合わせただけですけどねw
振り返ってみると、ロッカーボギーに関しては枯れた技術の割に、仕組みについて記述されたものがネット上には少なく、論文のアブストラクトが3つくらい検索に引っかかる程度だったので、調べるのに結構苦労しました。
今、googleで検索するとウチのHPが上位に表示されるんですが、そのせいで有意義な論文がいくつかgoogleの検索結果から埋もれてしまいました。
いやはや、良かったのやら、悪かったのやら。
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